突然の三島由紀夫でひさびさ読書の会
オンラインゲームのおしゃべりで
三島由紀夫ってなんだっけ。聞いたことあるような。
私が生まれる前に切腹した小説家さんでした。
日本人なら切腹のひとつやふたつは時代劇等で見て知ってると思います。
最も最近に切腹したかたってどなたなんでしょうねぇ。おいといてー、
お爺ちゃんが生きていれば詳しかったかも。
浅間山山荘事件の警備に行っていたそうなので。それくらい昔の人なんですね。
今の世の中便利になって
夜のうちにネットで近隣の図書館へ取り寄せ注文しておいた三島由紀夫全集が
翌日の昼にはもう受け取り可能になっていました。
ハリーポッターくらいな厚い本です。
「愛の渇き」「青の時代」「夏子の冒険」の、3編入ってますが
おすすめらしき「夏子の冒険」だけ読みます。
とても丁寧な文体で、大好きな童話の「雪の女王」思い出します。
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 雪の女王 SNEDRONNINGEN 七つのお話でできているおとぎ物語
お話は夏子がなにをしでかすのかなーなどとワクワクが止まらない。
終始丁寧で退屈に感じない、たやすくイメージできる風景描写と
小さな心の動きが それわかる、わかる~っと染み込んできて
ゆったり読み進める「お笑い」ストーリーでした。
オチも気に入った!
先にちょっと調べといた三島由紀夫って人物の印象と
夏子の冒険はまるで別世界であった。
小説でよくある
[・・・と、〇〇は言った。]
的な説明文がうるさく感じるのでその点も良かったです。
やっと思い出したのが
子供の頃自宅の本棚に、三島由紀夫と太宰治が並んでたんでした。
それで名前だけは知ってたんだ。
まー・・・子供にはつまんないかもですね。
〜 図書館へ返却後
わずか2日足らずで もう一度読みたくなったー!!
小説を再読したいなんて滅多に無いことです。
オチもわかっているのに。
さすが、世界の名作級の作家さんは...
この丁寧な文体を読むのが心地よかったんだと気づいた。
くどい感じ、退屈さ、難解さ、偉そうな感じも無い わかりやすい綺麗な言葉です。
クセになってしまいそう(*゚▽゚*)
あまり本を読むほうではありませんが
おすすめの作品をめくってみるのも、いいですね。